「生と死」学習会

2008-01-15

2008年1月12日 学習会 

「患者の生き方-より良い医療と人生の「患者学」のすすめ」

 今回の講師;は、加藤 眞三氏です。(慶応義塾大学看護医療学部教授)

 

 

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2007-11-11

メモリアル・サービス

メモリアル・サービス(追悼音楽礼拝)が、カトリック豊四季教会にて開催されました。

今回は、カトリック豊四季教会の小川神父様のご好意により、カトリックの形式で行われました。

ステンドグラスの柔らかな光に照らされた イエスキリストの姿
中村神父様の響きわたる声
信徒様たちの斉唱、流れる賛美歌の旋律

普段教会のミサには あまり縁のない参加者たちも
今回のメモリアルサービスに 神聖な気持ちで臨まれていました。Dsc00806

ミサ終了後には、癒しの音楽として、声楽家・高井滋陽氏(バリトン)の歌を聞かせて頂きました。 高井氏は、この会にふさわしい歌を選ばれ 途中涙ぐんでいるようでした。参加者も暫し 在りし日の想いでにひたり 素晴らしいひとときを過ごされていました。

心配された雨も小雨にとどまり、多くのご参加を頂きました。世話人として盛会に終わることができホットしています。

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2007-10-23

「生と死」学習会・・・10月

今月は、グリーフ・カウンセラーの鈴木剛子さん のお話です。

何しろ60才からカナダの大学で勉強したという そのパワーに驚きました。 

グリーフ・カウンセラーとして・・・

「できるだけ多くの方にグリーフを、またクリーフケアを正しく理解して頂きたい。グリーフカウンセラーとして、死別体験者の方のお話を伺い、様々な問題や悩みの相談をしています。大切な方を失うと、辛い気持ちと共にそれに伴ったいろいろな感情が出て来ます。それらの感情をコントロールして普通の生活に適応できるように、また痛みを持たれた方が、残された人生を建て直し、生きがいを見つけて新たな人生の一歩を踏み出していけるように支え役をしています」

    

グリーフは皆同じではない。

死別を体験しても全ての人が、グリーフ・カウンセリングが必要なわけではない。家族・友人など理解ある方が、話を聞いてくれる場合、健全なグリーフの過程を順調に進んで行かれるので得に必要はない。

必要な人とは・・・ 孤独な人。普段は周りと表面的に付き合う程度でも支障はないが、死別に遭った場合は、聞いてくれる人がいないので必要とされる。ハイグリーフ(反応が激しく長く続く人・全体の2530)の方もグリーフ・カウンセリングの介入が望ましい。

      

自身の体験から・・・  33年間連れ添った夫(60)が、肝臓がんで4カ月の闘病の末亡くなる。突然、あり得ないことが起きショックが大きかった。今まで頼りにしていた人生のパートナーが消えてしまい、島に一人ポツンと残された感じがした。

プラス面としては、    

・亡くなる16時間前にキリスト教の洗礼を受け、信仰に入る。

・「東京生と死を考える会」に入会する。60才の時、デーケン先生にカナダのキングスカレッジのモーガン先生を紹介して頂き留学。

     恵まれた環境で、勉強に専念できグリーフ・カウンセラーの資格を取得。高年齢での学問は、予想以上に苦しかったが、苦しみの中に得た発見は、深い喜びとなった。人の親切・優しさ・思いやり・素晴らしい出会いがあり、これらは苦しみを通した良い経験となった。

     

グリーフには、忍耐が必要。時間も必要。グリーフと付き合っていくとグリーフは、道を開いてくれる。

グリーフと上手に付き合う。不必要な苦しみまで持つことはない。グリーフを前向きに課題として取り組むことが大切。    

グリーフの過程として大切なこと・・・喪失に意味を探すこと。意味を見出した時、苦しみだけでなく人生を充実して生きるようになる。      

グリーフのプラス面   

  1 喪失体験によって精神的に成長する。

  2 人生でより大切なものを求めるようになる。

  3 他人の痛みに対して、より思いやりを持てるようになる。

  4 死別体験の自分の限界(どうにもならない)を知る。他人の限界も許容するようになる。

グリーフケアは、なぜ必要か・・・

  グリーフフレンドリーな社会、死別体験者が互いに支えあう社会であれば、カウンセラーはいらない。現状としてグリーフを否定する社会の風潮があり、痛みとか死は避けて通りがちである。痛みや苦しみを認める社会が望ましい。

皆が、グリーフとか死別に向き合い正しい知識を持つようになれば、互いに支えあえる社会になれるのではないか。

      

健全なグリーフとは・・・

グリーフを受け止めて向き合う。グリーフワーク(考え、回想したり、意味を探求したりする過程)を順調に歩むことをいう。

     辛い気持ちを聞いてもらう。話すことによって整理でき、客観的に距離を持つことができる。誰もがストーリー性を持っている。筋書きをつけて繰り返し話すことで痛みが薄らいでいく。      

・ 痛みを溜め込まない。痛みと向き合う始めの第一歩を踏み出す。強がりはマイナスになる。

最後に「誰も愛さないで生きることはできません。従って、誰もがグリーフを避けて通ることはできないのです。いつか訪れるグリーフと上手に付き合い、苦しみを乗り越え、新たに始めの第一歩を踏み出して欲しいと願います。グリーフを味方にしていくといいこともあったと思える日が必ずきます」と結ばれた。

    「大切なものを失ったあなたに」ロバート・A・ニーメヤー著/ 鈴木剛子訳

講師; 鈴木 剛子(すずきよしこ) プロフィール

  グリーフ・カウンセラー。1963年国際基督教大学卒業後、ファッション業界に四半世紀携わる。1994年、夫との死別をきっかけに、死生学と死別による悲嘆の学問に興味を持ちデーケン教授に師事し、ホスピス・ボランティア資格取得。2002年~04年、カナダのウェスタン・オンタリオ大学、キングス・カレッジにて死別の悲嘆と死生学に関する専門課程を修学し、グリーフ・カウンセラーの資格を取得。20064月グリーフ・カウンセリングセンター設立。東京生と死を考える会、日本死の臨床研究会会員。

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2007-07-23

7月学習会

講師は、藤田 敦子氏

テーマ: 「患者と家族の最後の願い-ピュア誕生、父の在宅での穏やかな最期」

プロフィール; 末期がんの家族介護を経験し、心理的・社会的サポート不足を痛感。2001年にNPO法人千葉・在宅ケア市民ネットワークピュアを設立し代表となる。千葉大学福祉環境交流センター(広井良典教授)にて火・金曜日に在宅ホスピス電話相談をおこなっている。

プロフィールにもあるように、講師の藤田氏はご家族のガン闘病・看取りを経験され、在宅ケアの必要性を感じNPO法人千葉・在宅ケア市民ネットワークピュアを設立された。

きっかけとなったのは、ある思い・・・

「病気を患い障害を持ったとき人は生きる計画を自ら選ぶことが出来るのでしょうか。

人間として尊厳ある生活を送りたい。住み慣れた地域の中で家族や友人に囲まれた生き方をしたい。と誰もが願っています。病気や障害は、ある日突然襲ってきます。その時、医療・福祉・保険を担う人たちはあなたに患者の保障を選ぶための情報を与えてくれますか」

この言葉が、夫を看病しているときにずっと心にあった。

結婚してまもなく舅が末期の胃がんで亡くなり、続いて99年に夫も大腸がんになった。

1年の闘病生活の末、夫も亡くなったが、その間、退院・在宅・一時外泊・病院での止まりこみ等、家族として懸命に支え続けた。

亡くなる前、自宅療養をさせようと電話帳だけを頼りにあちこちの医療機関に電話をかけ続けた経験がある。家族が入院した病院にはソーシャルワーカーがおらず、往診をしてくれる開業医や訪問看護ステーションを自分で探すしかなかった。「熱でもうろうとしていても『家はいいな』と言ったんです。熱が39度もあり、自宅で診療してくれる医師がいないと退院できなかった。最後の願いはかなえてあげることはできませんでした」

その時は情報もなく、在宅での看取りという選択は、望んでも出来る状況ではなかったのである。

家で最期を看取りたいけれど、どうすればいいのか、さっぱりわからない、だれかに相談したいのだけれども、どこに相談すればいいのか、皆目見当もつかない。病院から在宅への過程の困難さを痛感した。また、患者家族の精神的なケアは病院では得られないことも痛感。

2001年NPOピュアを創設

NPOピュアは高齢者や病気の人を抱え看護する、在宅ケアの人たちの思いを和らげ、支えになりたいと医療や福祉などの情報を提供し、地域ネットワークの拡充を目的に活動している。

目指す体制

☆ 在宅ケアを支援し、必要な情報を広く収集し、提供する 

☆ 医療間の連携・協力体制づくりへの働きかけを行う 

☆ 医療・福祉・保健などの連絡調整を行う 

☆ 在宅ケアの調査・研究を行い、行政や関係機関へ提言する 

☆ 在宅ケアの普及啓発に努める 

☆ 地域ネットワーク構築を推進する 

☆ 本人と介護者の「自律」を支援する

20072月 実の父親を在宅で看取った。最期まで自分で集めた骨董を見ながら家族と過ごし、また金婚式もすることが出来た。最期の安らかな死に顔から、誰もが「いい顔をしていた」といい納得できるケアが出来て嬉しかった。

藤田さんは、主婦であり、医療に従事していたわけでもない。「こういったものが必要である」といった強い思いからピュアという会を設立。そこに至るまでの自身の気持ちなどを、辛い看病を通して涙ながらにお話くださいました。今、在宅医療が推進されています。NPOピュアなどの支援により、一人でも多くの方が自分の家で最期を迎えられるようにと願う。

詳しくは、NPOピュアのホームページへ  http://www.npo-pure.npo-jp.net/

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2007-05-19

5月の学習会

今日の「東葛・生と死を考える会」の学習会は、有料老人ホーム「マザアス南柏」の常務S氏のお話を伺いました。

有料老人ホーム…厚生労働省の指針により、介護付有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・健康型有料老人ホームに分かれている。

介護付有料老人ホームの中では、一般型特定施設入居者生活介護・介護サービス利用型特定施設入居者生活介護がある。

マザアス南柏は、一般型特定施設入居者生活介護。

生活支援・食事・健康管理・介護・機能訓練・レクリエーションなどのサービスを、一人一人の個性を尊重しながら、自分らしい生活を送ってもらうため、職員との触れ合いを通じて生活全般にかかわる自立支援を行っている。また、ターミナル・ケアとして、入居者の「死」を日常生活の延長線上にあるととらえ、ご本人・ご家族の意向を尊重し、可能な限り最後までその人らしく自分の部屋で過ごし、家族と共に最後を迎えられるよう「看取りの介護」を目指している。

介護有料老人ホームの中でも、一般的に費用は高いが、介護職員の数も多く、食事・衛生・排泄の面から見てもケアの質も高く、サービスも至れり尽くせりで納得できる。この施設に入居できる方々は恵まれていると思う。

平均寿命も延びている現代、いつまでも在宅で暮らし続けたいと誰もが望むところだが、介護が必要になったりして、現実はそうもいかない。嫌でも厳しい老後の生活を考えざるを得ない。選択肢は、いろいろあるけれど、まず本人の意思を尊重して、その人らしい生活ができるような環境を選び終の棲家を決めて欲しいと思う。

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2007-04-22

聖ヨハネホスピスボランティア

昨日は「東葛・生と死を考える会」の学習会だった。毎月1回第3土曜日に医療・看護・介護など現代のニーズに合わせ、それぞれの分野における諸先生方の講演会を催している。

昨日の講演は、高橋昌子さんの「ホスピスボランティアを体験して」

高橋さんは、武蔵小金井にある桜町病院聖ヨハネホスピスでボランティア活動を続けている。始めてから16年になる。聖ヨハネホスピスといえば、「病院で死ぬということ」の著書で知られている山崎章郎医師が始められたホスピスである。ヨハネホスピスのボランティアには、お茶のサービスを始め、ひな祭り・クリスマスなど病棟行事のお手伝い、また園芸班、沐浴班などがある。高橋さんは手足のアロママッサージを通じて 末期のがん患者さんと触れ合っている。そうすることで多くの大切なものを頂いていると言う。

人は、何もつけないで生まれてくる。そして何もできなくなって亡くなっていく。その最後の姿、だんだん人としての能力がそぎ落とされていく・・・その姿から響き会うものを感じると言われる。無言の中から感じるもの、それは魂とかスピリチュアルな世界ではないか。また、患者さんの死を通して自分自身の死を見つめるようになった。ホスピスボランティアでの学びは大きく、まだまだ勉強中であると締めくくられた。

16年もの間、そしてこれからも続けていかれるという高橋さんに拍手を送りたい。

余談であるが、他人が最後のときを共有する。引きずってしまわないだろうか? 気持ちってすぐ切り替えられるのかな。ホスピスボランティアをするという心構えや強い信念を持たないとできないような気がします。

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